1947-10-06 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第24号
この點につきましては、今後重要物資についての輸送證明制度というようなものも實施せられることになつてまいりますので、一層重點輸送の確保ということは、自家用また營業用を通じ非常にはつきりしてまいると存じますが、おのおのその本來の性質によりまして、輸送分野を守りまして、輸送の秩序を保ちながら、國民生活の維持發展のために輸送をやつていくというふうにありたいものと考えておる次第であります。
この點につきましては、今後重要物資についての輸送證明制度というようなものも實施せられることになつてまいりますので、一層重點輸送の確保ということは、自家用また營業用を通じ非常にはつきりしてまいると存じますが、おのおのその本來の性質によりまして、輸送分野を守りまして、輸送の秩序を保ちながら、國民生活の維持發展のために輸送をやつていくというふうにありたいものと考えておる次第であります。
而もかような零細な經營の崩壞を支え、辛うじてその維持發展を齎らした所以の一つは、その可否はともかくといたしまして、我が國の家督絹續制度にあつたことはこれ又異論のないところであると存じます。然るに前議會におきましては、日本國憲法の施行に伴のう民法の應急的措置法案が上程可決せられ、我が國の相續制度は改正されることになりまして、家督相續が廢止され、遺産相続だけが行われることになつた次第であります。
二通りありますことが、實は一通りに歸著するのでありまして、國全體の眼から見まして、農業經營の安定を圖つて行くということが、これは農業生産力の維持發展という上から必要であることは申までもありません。國全體の眼から見たところの農業經營の安定を圖るためには、當然箇々の農業經營の安定がなければならん。
しかもなおかような零細經營の崩壊を支え、辛うじてその維持發展をもたらしたゆえんの一つは、その可否はともかくといたしまして、わが國の家督相續制度にあつたことは、これまた異論のないところであると存じます。
そういつた面におきまして、今までのような考えでなくて、ほんとうに日本の經濟再建、殊に經濟再建の基礎となります農業生産力の囘復、少くとも今破壞されましたところの農業生産力を前の状態までもつていく、また將來とも生産力を維持發展させるという見地から、すなわち國家的なほんとうの意味の赤字を埋める意味における見地から、今囘の水害對策に對する報告書、あるいは各方面の希望要求と申しまするか、豫算面における査定につきましても